ビタミンF

アラキドン酸で生殖機能を調整

私達には先祖がいます。
その先祖がいたからこそ私たちがここに生存しています。
人は生殖機能を持っています。
男性の生殖機能には精子を生産し射精を行う機能があり、女性には性欲、さらに排卵から受精、着床、妊娠し出産するという機能があります。

生殖機能は人間がこの世に存在するためにとても大切な機能です。
思春期になると女性も男性も大きな体の変化を迎え、生殖機能も成長します。
男性は男らしい体型になり、精子がつくられ射精可能となります。
女性はウエストがくびれ胸が大きくなり月経がはじまります。
月経がはじまる事によって、妊娠可能となります。
生殖機能が発達、成長していく際には、女性ホルモンや男性ホルモンが分泌され、体に様々な変化を及ぼします。

この機能に深く関係しているのが必須脂肪酸であるアラキドン酸です。
アラキドン酸は免疫調整機能や生殖機能の制御などに関連するプロスタグランジンという物質を作り出します。
細胞膜内にあるアラキドン酸は酵素「ホスフォリパーゼ」という酵素で切り出されます。
切り出されたアラキドン酸は酵素「シクロオキシゲナーゼ」が働きかけ、プロスタグランジンが作られます。
生体調整ホルモンの一種となるこのプロスタグランジンという物質が生殖機能に関係するのです。

例えばこのプロスタグランジンは、血栓を減らす、発がんを抑制する、促進するという作用のほか、生殖機能である子宮の弛緩、収縮などに関わります。
女性が妊娠し、子供を出産する際には子宮が収縮する必要があります。
この収縮によって赤ちゃんを産道に送り出し、出産するのです。
赤ちゃんを産み終わった後はさらに収縮によって胎盤を押しだし、その後、子宮を元の位置に戻すためにさらに収縮します。

経産婦の皆さんはこの弛緩、収縮がかなり強くなるため、後産と呼ばれるほど痛みを感じますが、この収縮や弛緩について調整を行っている生殖機能に、アラキドン酸が深くかかわっているのです。
赤ちゃんを産んだ後は、母乳によってアラキドン酸を乳児に与え、健やかな脳細胞の成長を促します。
アラキドン酸は、生殖、また出産、育児という面でもとても関連性の深い栄養素、という事がわかります。

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